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校長挨拶

 本校は令和6年4月に、山形県田川地区において、ともに120年を超える歴史がある県立鶴岡南高校と県立鶴岡北高校を統合し、新たに中学校を併設する中高一貫校として開校いたしました。
 校名の「致道館」は、1805年、当地庄内藩の藩校「致道館」の教育の在り方が本校の教育理念に通じるものがあることなどから、この校名が決定いたしました。
 庄内藩校「致道館」の教育においては、重要で大切にされた考えが三つあったと言われています。一つ目は「文武両道」です。二つ目は「自主性の尊重」です。学ぶ生徒たちが自分たちで課題に取り組んでいく自主的な学習態度を「養うこと」が重視されました。そして三つめは「実学の奨励」です。これは、理論を語ることだけに長けた力を養うのではなく、実際の社会で役に立つ知識や能力を育てることが意識されました。このような教育方針のもと、江戸時代の終わりから明治にかけてたくさんの優秀な人材を輩出し、その学びに向き合う姿勢は、現代に至るまでこの庄内地域の人々に脈々と受け継がれてきています。
 本校は開校にあたり、基本理念として「自主自立」、「新しい価値の創造」、「社会的使命の遂行」を掲げました。知識も技術も日々進展を続けるグローバル社会の中で、一人ひとりの生徒が、自分の良さや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の作り手となることができるよう、学校としての役割を担ってまいりたいと考えております。
 これからの時代を主体的に生きる力を身に付けた人材の育成に向けて、皆様方の期待に応えることができるよう、教職員一同、生徒と共に致道館の新しい未来に向けて一歩ずつ突き進んでまいります。

山形県立致道館中学校・高等学校  校長 齋藤 祐一

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